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    • 2014.07.01 Tuesday
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    仏教修行の出家と在家の違いとは

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      ご自分でする仏教修行、即ち、実践を、俗世から離れてする出家修行と、
      俗世のまま自宅でする、在家修行の二種の形態があります。

       

      この違いはどの様なものでしょうか?

       

      元々出家をする基本的な考え方は、汚れた煩悩の今の世界から、ご自身の煩悩を

      絶つために、この濁世、即ち現俗世を離れて悟りを開くことの修行でありました。

       

      その為に、俗世との縁を切り、その教えと実践の場であります寺院(宗門)に

      入門することを「出家」と言います。

       

      この背景には、宗教社会の歴史的階級制度がありました。

       

      宗教者は歴史的に、上層階級の英才教育の師と言う社会的位置付けから、

      為政者の大衆を治める知識や手段として用いられ、それらの、司祭や賢者、

      兵法者、預言者は、政治や社会の上層階に位置して、特別存在的立場で

      処遇され擁護されていたのです。

       

      仏教も然りで、膨大で難しい経典を学び実践するには、その場所と長い期間が必要であり、それを修めた者は、その門流の権威者として、社会の階級的市民権を得たのです。

       

      この様な仕組みの中、為政者による寺院の建立や格付け、そして権威が醸成され、

      尊敬と崇拝を集め、その流れが後に檀家制度となり、信者数の社会的権力として

      擁護されて来たのです。

      しかし現在では、専ら「寺業」に昇華した形態の形式寺院仏教となり、

      出家の歴史的意義も薄れて、伝統的系列仏教となっています。

       

      現在の寺院は、専ら、檀家の仏教行事を行う事業を「寺業」として、成り立って

      いますので、檀家は、その出家僧侶に、仏事を委託する形態となり、自らが

      学習し実践するなどの苦労をする必要がないわけで、法事の必要があれば、

      「寺業」を利用すればよく、宗派には属しますが、自己の宗教を知らない

      仮の信者の形態となっています。

      故に、その仏教宗派の宗旨や教義内容の学習や実践には殆ど関与せず、

      信者と言えない寺業経済を支える檀家であると言えるのです。

      このため、檀家の自宅での仏壇お参詣の形態は、在家仏教ではなく、出家寺院の

      系列に入ります。

       

      では片や、在家仏教とはどのようなものでしょうか?



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